「未来予測/検証型の進化生物学を目指して」

Date & Time: 2025. Mar.13 (Thu) 15:00-
Language: English/Japanese

Naoki Konno

東京大学大学院理学系研究科　大学院生

進化生物学者は、現存する生物種を研究することによって、過去の進化を推定する研究枠組みを開発してきた。このような過去の理解に基づいて、どのようにして将来の生命の進化を予測することができるのだろうか？私は博士課程を通じて、バイオインフォマティクスの手法を開発し、繰り返される進化の新しいパターンを探求することによって、この問いに取り組んできた。本セミナーでは、まず遺伝子の増減を予測する機械学習ツールであるEvodictorを紹介し、Evodictorがバクテリアの進化からパターンを抽出し、自然界の進化変化を予測できることを実証する。次に、3次元タンパク質構造の収束進化に関する最新の研究を紹介し、新しいタイプの進化パターンを特定する方法を明らかにする。最後に、「進化可能性」についての我々の理解が、データ駆動型の予測アプローチによってどのように更新されうるかについて議論する。

ホスト：入江直樹教授

Note: テキストが入ります。テキストが入ります。